Visual Studio 2015でQt GUIプログラムを組んでみる(1)
能書き
前にVS上でQtが動かないという記事を書いたが、結論から言うと動いた。
適当なこと言ってすみません。
環境
- Windows10
- Visual Studio 2015 Community
- Qt Designer 5.6.0
- Add-in 2.0.0 for Qt5
アドインなどが正しくインストールされている前提。
プロジェクトを作ってみる
ウィザードを活用してプロジェクトの骨組みを作る。
『QtGUIApplication』を選択。
プロジェクト名とパスをちょいちょい決めて、次の画面へ。
全ての項目が自動的に埋められる。
基底のクラス(Base Class)を、QDialogに変更しておく。
ヘッダファイルの拡張子がhからhppに変更されているのはただの好みだ。
モジュールの選択を求められるが、とりあえずはデフォルトでよいだろう。
スケルトンコードがむにゃむにゃと生成される。
内容を人手で変更してよいのは、基本的に次の五つ。
- Form Files
- QtGuiSample.ui
- Header Files
- QtGuiSample.hpp
- Resource Files
- QtGuiSample.qrc
- Source Files
- main.cpp
- QtGuiSample.cpp
Generated Filesフィルタに含まれるファイルは絶対にいじってはいけない。
また、ここではqrcファイルの編集はしないこととする。
GUIを作ってみる
スケルトンコードを実行すると、次のようなダイアログが表示される。
ダイアログベースなので非常にシンプルだ。
このままではつまらないので、簡単なウィジェットを作ってみたいと思う。
Qt Designerがインストールされていれば、コードなしにGUIを設計できる。
- QtGUISample.uiを開く。Qt Designerが起動するはずだ。
- 左側のリストからパーツをドラッグ&ドロップして、下記のGUIを完成させる。
いろいろ試してみてほしい。
長くなったので、残りは別のページに貼る。